2010年11月17日水曜日

ARのすごさってなんじゃらほい

とだかです、寒いですね今日は。
久しぶりにシューカツの企業セミナーとか行ってきましたよ今日は。
懐かしかったです。


何したらええねん!ってあんまよくわからんかったんでとりあえずAR技術に注目してみました。
そういやけっこうARが注目されてる割には、applimでAR使ったアプリが入賞はしてなかったですよね。みんな避けたのかな。


このURL(http://www.ideaxidea.com/archives/2010/05/forbes_future.html)に2020年(まさに『広告』の世界ですが)の未来予想がなされてました。
なぜかARだらけなんですよね。








こんな感じで。もう全ての人体情報、人間関係、さらにモノが持つ情報がARで視覚化されている世界でした。
これでなんとなく「ARってすげー」「可能性無限じゃね?」とは思うものの、どういうすごさが具体的にあるのかなーと思い、『AR三兄弟の企画書』という本を手に取ってみると「省略」というのがすごさのキーワードとして浮かんできました。例を挙げてみますと、


■街で見かけた雑誌やポスターで見かけたかっこよさげなバンドの音楽にアクセスするには?

①AR浸透前
雑誌・ポスターを発見

バンド名をメモする

検索する

検索結果の中から該当するサイトを探す

目的のサイトにたどり着く

バンドの音源が聴けるリンクを探す

該当のリンクをクリックする

音源を聴く

②AR浸透後
ポスターを発見する

カメラ(デバイス)をかざす

音源を聴く


というように格段に便利になってますよね。人の行動を省略して、なおかつ便利な生活に。
「省略」って活版印刷によって、本を手で写すことがなくなり、本が広まっていったり、蒸気機関で産業革命が起きたりと、まさに技術革新が成してきた一つの歴史でもある様に感じます。


じゃARで何が変わるのかと言うと、いろいろ変わると思いましたがいくつかあげときます。

■マーケティングが変わる?
⇒スマイレージというアイドルのCMでしたが、マスメディアでARが主だって使われた1つの例だったと思います。
なんにでも動画を埋め込めたりできるということは、紙の広告も動き始めるのかもしれません。

■マスメディアの拡張
⇒よく、twitterとテレビが連動して「ほーらインタラクティブだよー、視聴者の声が番組に反影されるよー」とか言ってますが、これもマスメディアという現実を拡張してるので、ARですよね。
ARはやっぱりコミュニケーションありきなんだと思います。リアルタイムのコミュニケーションによって、それを現実世界に投影し、世界を楽しくする技術がARなんじゃないのかと。

■視覚以外の拡張
⇒そのうち、味覚・嗅覚・聴覚・触覚も拡張されるかもしれないらしいです。
技術的には可能で、博報堂未来総研のデータにも、2030年あたりまでに、味覚や嗅覚、触覚を喚起させるディスプレイの誕生がちらほら書いてました。


最後に雑感なんですが、ARは技術の1つにすぎません。だから、ARを使って何ができるのかじゃなくて、ARを使って、社会をどうよくしたいのかと考えるべきなんでしょうね。
コミュニケーションのあり方は変わる、じゃあそれを現実の問題と結びつけてどう変えたいのかを考えたいと思います。 

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